令和3年12月定例会(令和3年12月8日)


<県議会リポート>

令和3年12月議会 一般質問

1.拉致問題について
2.教科書検定について
3.ファーウェイについて
4.公費による赤旗の購読について
5.男女共同参画について
6.市川児童相談所船橋支所について
7.飲酒運転の取締りについて
8.道路問題について(前原東国道296号線改良など)
9.その他

(県議会リポートPDFはこちらからご覧いただけます。)

<インターネット中継>

中村みのる一般質問録画中継はこちらから



2021.12.08 : 令和3年12月定例会(第6日目) 本文

 

 

◯中村 実君 おはようございます。船橋市選出、自由民主党の中村実でございます。登壇の機会を与えていただいた会派の先輩・同僚各位に感謝いたしております。

 12月8日、本日は大詔奉戴日でございます。真珠港攻撃に始まる大東亜戦争の開戦の日でございます。

 初めに、拉致問題についてお尋ねします。

 先月11月13日に全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会が開催されました。当日は岸田首相をはじめ松野官房長官・拉致問題担当大臣をはじめとする方々が出席していました。集会の最後には、次のとおりの決議を会場参加者一同で採択いたしました。1つ、「政府は、国民が切望する全拉致被害者の即時一括帰国を早急に実現せよ。」、1つ、「北朝鮮は、全拉致被害者の即時一括帰国をすぐに決断せよ。」、1つ、「12月の北朝鮮人権週間に、閣僚、国会議員、地方自治体首長、地方議員の全員、また多くの国民がブルーリボンをつけて救出への意思を示そう。」との文面でありました。

 また、明後日10日から始まります北朝鮮人権侵害問題啓発週間に、救出のシンボルでありますブルーリボンバッジをつけようという取組について、出席していた全国知事会の平井会長は、全国の知事にも呼びかけていく旨の発言を行っていたところであります。振り返れば、森田健作前知事は拉致問題解決に大変思いを強くし、ブルーリボンバッジの着用や周知広報活動に取り組まれていました。熊谷知事の拉致問題に対する思いを知りたく、お尋ねをいたします。

 拉致問題に対する知事の認識はどうか。また、知事は12月の北朝鮮人権侵害問題啓発週間の間、ブルーリボンバッジをつける考えはあるか。

 拉致問題の解決には、国民の多くが北朝鮮による拉致事件の実態を知り、一日も早い拉致被害者全員の救出を実現するという思いを結集しなくてはならず、そのためには周知啓発の取組が欠かせません。拉致問題に関する認識がおろそかになっては解決につながりません。新潟県では、12月4日から有志による北朝鮮人権映画祭が開催されていますが、拉致問題を考える国民の集いを開催する県も、直近では三重県、兵庫県とあります。12月11日には政府主催の国際シンポジウムなども行われる予定でありますが、千葉県でも同様の取組を期待するところであります。

 そこで伺います。拉致問題への認識がおろそかになってしまわないため、県として周知等にどのように取り組んでいるのか。

 次に、教科書について伺います。

 教科書は、未来ある子供たちが毎日の勉強に用いるものであり、その内容は歴史的事実に基づいた記載であることは当然の話であります。しかし、残念ながら一部の教科書には従軍慰安婦、強制連行といった誤解を生む表現が残っており、残念なところでありましたが、今年4月の閣議決定で、こうした表現が適切でないとの見解が示されました。これを受けて、6月議会一般質問の私の質問に対して教育長は、教科書の訂正内容や閣議決定の内容等を関係校に周知するとともに、適切に授業を行うよう指導していくと答弁いただいたところであります。9月には、文部科学省が教科書会社から申請された用語の削除や変更を承認したとの報道もありましたが、教科書が訂正された事実、その経緯も含めて教育現場に適切に周知されているのか、大変気になるところであります。

 そこで伺います。今年4月の歴史認識に係る閣議決定を受けて、教科書について、県教育委員会としてどのように対応したのか。

 続きまして、ファーウェイについて伺います。

 今年10月に発足した岸田政権は、世界各国が戦略的物資の確保や重要技術の獲得にしのぎを削る中、我が国の経済安全保障の取組を抜本的に強化することが重要と、経済安全保障を国の重要施策に位置づけています。その背景に中国の存在があることは明らかであり、その中国の企業でアメリカなどが問題視しているファーウェイが船橋市に進出し、県が立地企業補助金を支出することを私は以前から憂慮してまいりました。

 そうした中、10月28日に熊谷知事が中国大使と面談したとの報道があり、大変驚きました。報道によると、知事の就任祝いということでありましたが、森田前知事時代の12年間には例がなかったことであり、知事と大使の間にどのような関係があるのか、なぜ面談に至ったのか、疑問に感じるところであります。

 そこで伺います。知事と中国大使が面談したが、知事と大使はどのような関係で、面談の趣旨は何か。

 私は、ファーウェイは経済安全保障上の問題を抱える企業であり、そのような企業への補助金の支出の妥当性に関して疑問を呈するとともに、外形的な要件が整い、支出をしなければいけない以上は、適正に操業されているかの精査の必要性を訴えてまいりました。ましてやファーウェイについては、国内外の報道機関もその問題性を報道しているところであります。経済安全保障は国の所管というのは、そのとおりかもしれません。しかしながら、国の所管だから県は対応しないということではないと思います。県民の税金を用いて補助金を支出する以上、ファーウェイを経済安全保障的な観点からもチェックしていただきたいと思いますが、知事のお考えはいかがでしょうか。

 そこで伺います。ファーウェイの問題を経済安全保障の観点から考えるべきと思うが、知事の考えはどうか。また、ファーウェイを問題視する報道について、どう考えるか。

 次に、公費による赤旗の購読について伺います。

 政党機関紙、しんぶん赤旗の購読については、これまで何回か取り上げており、県として、情報収集の一環として購読すること自体を否定するものではありませんが、公務員の中立性の確保の点からも、その購読部数は必要性を十分考慮すべきということを申し上げてきたところであります。令和元年6月議会でその購読部数を質問したところ、知事部局及び教育庁の本庁各課並びに議会事務局における購読部数は55部であり、併せて平成30年4月の購読部数が120部だったことを答弁いただきました。差し引き65部の減となっていたわけであり、少なからず節約効果もあったと考えます。

 さきの質問から2年半余りがたちましたが、その後の購読状況はどうなっているのか。また、赤旗には日刊、日曜版、ウェブ版といった種類もありますが、その購読の現状を改めて確認をいたします。

 そこで伺います。しんぶん赤旗の直近の購読部数の状況はどうか。また、日刊、日曜版など、その内訳はどうか。

 次に、男女共同参画について伺います。

 県では、千葉県男女共同参画計画に基づき、男女が互いの個性と能力を十分に発揮し、一人一人が活躍することができる社会の実現を目指し、各種施策に取り組んでいると承知しております。県では周知啓発のため、県職員を派遣したり、外部から有識者を招いて男女共同参画に関する講演などを行っているとのことであり、その内容を伺ったところ、2点気になる点がありました。

 1点目としては、県職員を派遣した講演について、小中学生を対象としたものでありましたが、資料を見ると、内容がかなり専門的である上に、児童生徒の考え方をある方向に誘導しているのではと、私には感じられる箇所が見受けられました。男女共同参画の考えを否定するものではありませんが、人それぞれの考え方は自由でもあり、児童生徒の自主性を尊重し、客観的かつ中立的な立場が求められると考えます。県が職員を派遣して講演を行う場合、人によって、その内容が異なるおそれもあることから基本的な方向性を定めていくことが必要と思いますが、その考え方はいかがなのか。

 そこで伺います。男女共同参画の推進に関し、講師派遣を行う上で県の基本的な考え方はどうか。

 気になった点の2つ目としては、外部から有識者を招く場合の人選についてであります。県が主催して講演会やセミナーを行う以上、県職員を派遣する場合と同様に、特定の考え方に偏ることなく、客観的かつ中立的な講師であることが必要と考えます。ところが、10月28日にオンラインで開催された男女共同参画講演会では、そのような考えには沿わないと思われる方が講師になっていました。

 そこで伺います。外部から講師を招聘する場合の基本的な考え方はどうか。

 次に、市川児童相談所船橋支所について伺います。

 12月1日に市川児童相談所船橋支所が消費者センターの一部を活用する形で開所いたしました。船橋市全域を担当地域として、児童や保護者に対するきめ細やかな対応が可能になるとのことであり、開所に当たり尽力された関係者に感謝いたしております。

 児童相談所の取り扱う業務はますます増加傾向にあります。令和2年度に千葉市を含む県全体の児童虐待に関する相談対応件数は1万1,614件であり、前年度と比較すると899件の増、5年前の平成27年度の6,669件と比較すると約1.7倍にも上っており、児童相談所の業務増加が見てとれるところであります。御承知のとおり、児童相談所は相談から事案対応まで多くの専門的知識を有した職員に支えられており、人員の確保が課題とも伺っております。こうした中、船橋市の人口65万人を担当地域とする児童相談所として開設された船橋支所の人員体制が十分な体制となっているか、大変気になるところであります。

 そこで伺います。市川児童相談所船橋支所の人員体制はどうか。また、どのような考えに基づくものなのか。

 次に、飲酒運転の取締りについて伺います。

 今年6月に八街市で下校中の児童5人が飲酒運転のトラックにはねられ、死傷した事故は、忘れもしない大きな出来事でありました。未来ある子供の命を一瞬で奪ってしまった飲酒運転は根絶しなくてはなりません。しかしながら、いまだに飲酒運転による事故の報道などを散見いたします。

 本議会には、自民党の議員提案によります千葉県飲酒運転の根絶を実現するための条例案も出されています。この条例を成立させ、関係者一丸となって取り組んでいかなければなりません。引き続き飲酒運転根絶に向けた周知啓発などを強力に進めていただくとともに、日夜、事件、事故に携わる警察官の皆様には頭が下がるところでありますが、より一層の取締り強化が必要と考えていたところであります。

 そのような中、県警では飲酒運転取締り強化プロジェクトチームを結成し、飲酒運転の取締り徹底に努めているという報道を見ました。コロナウイルスによる制約も少なくなり、飲酒の機会も増えつつあります。飲酒運転根絶に向けた県警の取組に大変感謝申し上げるとともに、どのような内容で取り組まれているのか、その効果はどうなのか、気になるところであります。

 そこで伺います。飲酒運転取締り強化プロジェクトチームによります、これまでの取組状況はどうか。

 最後に、地域の道路問題について3問伺います。

 1問目は、国道14号船橋市宮本地先における横断歩道橋移設についてであります。

 京成電鉄船橋競馬場駅から大型商業施設ららぽーとや船橋競馬場に向かう歩行者が利用する歩道橋の移設については、利用者の利便性向上や交通渋滞の解消に大きな効果が見込まれ、地域の方々からも、その早期完成が望まれております。9月議会での先番議員の質疑にもありましたが、先輩方の尽力とこれまでを振り返っては、一層の取組を改めまして決意いたしております。

 現在、令和5年度の供用開始を目標に、横断歩道橋と駅舎との接続や、道路上での支障物に配慮した工事を行う必要があるため、京成電鉄や電線などの管理者と工事内容や工程の協議を行っているところと聞いておりますが、その状況を伺いますと、整備に係る課題も多いようであります。

 そこで、この横断歩道橋移設について5点伺います。

 1つとして、移設に向けて、今後打開しなければならない課題は何か。

 2つとして、エレベーターの整備に必要な手続は何か。

 3つとして、各工程を勘案すると供用の開始はいつになるのか。

 4つとして、歩道橋移設による整備効果をどのように考えているのか。

 5つ目として、歩道橋移設と併せて実施する歩道整備の進捗状況はどうか。

 2問目は、県道千葉鎌ケ谷松戸線の船橋市咲が丘付近の歩道改修についてであります。

 県道千葉鎌ケ谷松戸線は、国道14号との交差点を起点とし、船橋市と鎌ケ谷市、松戸市を結ぶ主要道路であります。そのうち、船橋市咲が丘地先は新京成線の二和向台駅に近く、また、住宅や店舗が密集していることから歩行者の多い地域でありますが、歩道の幅員が狭く、歩道内に設置された側溝の蓋が老朽化しており、歩きづらい状況となっております。かいわいの様子、周辺の様子を日々認識するからこそ、私も改修、改善を求めてまいりました。平成30年度から歩道の改修工事が進められており、工事済みの箇所は非常に歩きやすくなっているとのことで、地域の方からは、さらなる事業の進捗について期待する声が寄せられております。

 そこで伺います。県道千葉鎌ケ谷松戸線、船橋市咲が丘地先における歩道改修の進捗状況はどうか。

 3問目は、国道296号船橋市前原東地先における交差点改良についてであります。

 国道296号線、通称成田街道は船橋市と匝瑳市を結ぶ主要な幹線道路でありますが、船橋市内では交通が集中し、交差点に右折レーンがないことなどから渋滞が発生しています。特に新京成線の前原駅周辺は、近くにかつてのUR前原団地などがある住宅密集地域であり、朝夕を中心に慢性的な渋滞が発生していることに加え、通勤、通学の時間帯には多くの歩行者や自転車が利用していることから、県による交差点の改良と歩道を拡幅する工事が進められてきました。地域の方々の御協力もありまして、歩道が広くなった箇所が大分見られるようになりました。私自身も状況が改善されたことを実感しておりますが、地域のためにも一日も早い完成が望まれ、私もこれまで、この場におきまして質疑を行ってまいりました。

 そこで改めて伺います。国道296号船橋市前原東地先における交差点改良の現在の進捗状況はどうか。

 以上で1回目の質問といたします。明確で前向きな答弁をお願いします。(拍手)

 

 

◯議長(信田光保君) 中村実君の質問に対する当局の答弁を求めます。知事熊谷俊人君。

    (知事熊谷俊人君登壇)

 

 

◯知事(熊谷俊人君) 自民党の中村実議員の御質問にお答えをいたします。

 まず、拉致問題の認識とブルーリボンバッジの着用についての御質問ですが、北朝鮮による拉致問題は、我が国の主権及び国民の生命と安全に関わる重大な問題であり、大変許しがたい行為です。私も過去に本県で開催された拉致問題解決に向けた県民大会にも出席をしており、当時の横田御夫妻にもお会いをしてお話を伺っております。拉致被害者やその御家族は御高齢となっており、全ての拉致被害者が一日も早く帰国できるよう、我が国が総力を挙げて取り組んでいかなければならないと認識をしており、県としても、拉致問題の早期解決に向けた県民の機運醸成に取り組んでまいります。私自身も救出への意思を示すため、北朝鮮人権侵害問題啓発週間においてブルーリボンバッジを着用する考えです。

 次に、ファーウェイについてお答えをいたします。

 経済安全保障の観点や報道についての御質問ですが、社会経済構造の変化や国際情勢の複雑化などにより、安全保障の裾野が経済分野に急速に拡大する中、各国とも経済安全保障の関連施策を推進、強化しているところです。私も情報通信業界にいたこともあり、この通信、インターネットに係る各国のセキュリティー対応については常に注視をしてまいりました。我が国においても、11月19日に第1回経済安全保障推進会議を開催し、産業基盤の強化や技術の流出防止などといった政策の方向性を確認するとともに、有識者会議を立ち上げ、法整備に向けた検討が進められているところです。ファーウェイに関する様々な報道があることは承知をしており、経済安全保障上の観点から、個々の企業に対してどのような対応がなされるかについては、今後の国の法整備等の動向を注視して適宜対応してまいります。

 私からは以上でございます。他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。

 

 

◯議長(信田光保君) 総務部長石川徹君。

    (説明者石川 徹君登壇)

 

 

◯説明者(石川 徹君) 私からは公費による赤旗の購読についてお答えいたします。

 直近の購読部数の状況と内訳についての御質問ですが、各所属では、県政を推進する上で様々な機会や方法等を通じて必要な情報収集を行っているところでございます。今回、議会事務局からの調査依頼に基づき、知事部局及び教育庁の本庁各課並びに議会事務局におけるしんぶん赤旗の購読部数を調査したところ、令和3年11月1日時点で46部、その内訳は日刊32部、日曜版14部、電子版はございませんでした。今後とも購読については、必要性を踏まえて判断してまいります。

 私からは以上でございます。

 

 

◯議長(信田光保君) 総合企画部長鎌形悦弘君。

    (説明者鎌形悦弘君登壇)

 

 

◯説明者(鎌形悦弘君) 私からは拉致問題に関する1問、ファーウェイに関する1問、男女共同参画に関する2問、計4問についてお答えいたします。

 まず、拉致問題への取組についての御質問ですが、拉致問題を風化させないためには、より多くの県民の関心を高め、被害者や御家族の置かれた苦難の状況を理解していただくことが重要であると認識しております。このため県では、これまで「県民だより」などを通じた広報やパネル展示、市町村と協力した映画「めぐみ」の上映会などを行うとともに、昨年度からは、新たに県や市町村の庁舎においてアニメ「めぐみ」を放映するなど、拉致問題の周知等に取り組んでいるところです。今後もより多くの県民が拉致問題に接する機会を持てるよう、こうした活動を県内各地域において広く展開してまいります。

 次に、ファーウェイについて、知事と中国大使の面談に関する御質問ですが、本年4月に知事就任への祝意を伝えるための面談を行いたいと、中国大使館から千葉県日中友好協会を通じて依頼がありました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響などにより、面談は10月に行われましたが、知事はこのとき初めて孔大使とお会いをいたしました。

 次に、男女共同参画について、講師派遣に関する御質問ですが、県では男女共同参画の基礎的な知識の理解を促進するため、市町村等が小中学生や職員などを対象に行う研修に県職員を講師として派遣しています。研修は男女共同参画の現状や課題、男女相互の理解と協力の重要性、DVなどの人権に係る問題など、男女共同参画全般に対して受講者の理解を深めるという視点から実施しています。小中学生が対象となる場合には発達段階に配慮し、理解しやすい研修となるよう工夫しているところです。

 最後に、外部講師の招聘に関する御質問ですが、県では男女共同参画を広く浸透させるため、基礎的な知識の理解を深めるための講演会や理解度に応じた専門分野における特定のテーマに関する講演会を開催しており、それぞれ外部から講師を招聘しています。講師の選定に当たっては、基礎的な知識を深めるための講演会では、男女共同参画全般について広く精通している方を、また、特定のテーマでの講演会では、当該テーマについての現状や課題に深く精通している専門家等を候補者として、その方の国や自治体での講演や専門分野における取組の実績等を考慮して決定をしているところでございます。

 以上でございます。

 

 

◯議長(信田光保君) 健康福祉部長加瀬博夫君。

    (説明者加瀬博夫君登壇)

 

 

◯説明者(加瀬博夫君) 私からは市川児童相談所船橋支所についての1問にお答えをいたします。

 人員体制に関する御質問ですが、市川児童相談所につきましては、体制強化のための職員の急速な増員により執務室が狭隘化し、また、面接室などの施設の確保も課題となっていたことから、船橋市にある県消費者センターの一部を活用して船橋市の案件を担当する船橋支所を12月1日に開設いたしました。開設に当たっては、適切なマネジメントを行い事務の効率化を図るため、管理職である支所長と、その下に庶務課、調査課、相談支援課、診断指導課の4課を置きまして、市川児童相談所本所から船橋支所に正規職員42名を配置したところでございます。また、支所の運営に当たりましては、本所との情報共有を確実に行うとともに、関係機関とも連携しながら児童や保護者への適切な支援に努めてまいります。

 以上でございます。

 

 

◯議長(信田光保君) 県土整備部長池口正晃君。

    (説明者池口正晃君登壇)

 

 

◯説明者(池口正晃君) 私からは道路問題についての7問にお答えいたします。

 初めに、国道14号船橋市宮本地先における横断歩道橋の移設についてでございます。今後、打開しなければならない課題は何かとの御質問ですが、課題は大きく2点あり、1点目は、占用物件の移設に関する課題です。横断歩道橋の設置に当たり、移設する電線の管理者と協議を行ったところ、電線を現在の国道から別ルートとなる市道へ大きく迂回させる必要が生じたこと、また、駅舎側の歩道橋基礎の施工方法を検討した結果、地下の通信ケーブルが施工の支障となることが判明し、新たに移設が必要になった点です。2点目は、鉄道施設との接続に関する課題です。移設する横断歩道橋は船橋競馬場駅の橋上駅舎と接続させ、駅舎の階段を利用する計画ですが、鉄道会社との具体的な協議を始めたところ、鉄道の営業時間外における階段の運用について、調整に時間を要する見込みとなっています。

 次に、横断歩道橋のエレベーターの整備に必要な手続に関する御質問ですが、横断歩道橋については、国道14号の駅舎側とその向かい側の両側にエレベーターの設置を計画しています。駅舎側のエレベーターは鉄道の敷地内に設置する予定ですが、この用地の買収等に係る鉄道会社との協議が当初の想定以上に時間がかかる見込みです。

 次に、供用開始に関する御質問ですが、横断歩道橋の移設に当たり、電線、通信ケーブルの移設及び鉄道会社との協議に1年から1年半、本体工事に約1年半を想定し、令和5年度末の供用を見込んでいるところです。令和5年度の供用を目指し、しっかりと電線、通信ケーブルの移設及び鉄道会社との協議に努めてまいります。

 次に、歩道橋移設による整備効果についての御質問ですが、横断歩道橋を駅舎へ直結させることで鉄道利用者の国道14号の横断が容易になり、歩行者の無謀な車道横断が減少します。これにより、歩行者の安全性の向上や車両の通行の円滑化が図られます。併せて横断歩道橋にエレベーターが新設されることにより、ベビーカーや車椅子利用者等の利便性が向上します。また、現在、横断歩道橋が設置されている船橋市宮本交差点については、歩道橋が撤去されることで交差点改良の着手が可能となり、完成すれば渋滞緩和や快適な走行の確保が期待されます。

 次に、歩道橋移設と併せて実施する歩道整備に関する御質問ですが、国道14号船橋市宮本地先では、延長670メートルの区間で両側の歩道整備を実施しているところであり、これまでに延べ270メートルの歩道整備が完了しております。現在、船橋競馬場駅から船橋市宮本交差点までの区間の歩道整備を優先して進めることとしており、引き続き地元の皆様の御理解と御協力をいただきながら用地の取得に努めてまいります。

 次に、県道千葉鎌ケ谷松戸線の歩道改修についての御質問ですが、県道千葉鎌ケ谷松戸線の船橋市咲が丘地先は、新京成電鉄の二和向台駅が近く、歩行者が多い地域ですが、歩道内に設置された側溝蓋の老朽化により段差が生じ、歩きにくい状況となっています。このため、二和向台駅入口交差点の前後1キロメートルの区間において、段差を解消して歩きやすい歩道とするため、側溝の暗渠化に取り組んでいます。これまでに北側の歩道において570メートルの改修が完了しており、今年度はこれに続く160メートルの改修を実施する予定です。引き続き安全で快適な歩行空間の確保に努めてまいります。

 最後に、国道296号における交差点改良の進捗状況についての御質問ですが、新京成電鉄の前原駅付近の国道296号については、交差点に右折レーンがなく、歩道の幅員も狭いことから、安全で円滑な交通を確保するため、280メートルの区間で2か所の交差点改良と両側の歩道拡幅を実施しています。これまでに約9割の用地を取得し、延べ490メートルの歩道拡幅を実施したところです。現在、取得した用地の中で、2か所の交差点の右折レーンについて警察協議を行っており、協議が完了次第、工事に着手する予定です。引き続き残る用地の取得に努め、地元の皆様の御理解と御協力をいただきながら事業を推進してまいります。

 私からは以上でございます。

 

 

◯議長(信田光保君) 教育長冨塚昌子君。

    (説明者冨塚昌子君登壇)

 

 

◯説明者(冨塚昌子君) 私からは閣議決定を受けての県教育委員会の対応についての御質問にお答えいたします。

 県教育委員会では、7月に指導主事が全ての県立高等学校を訪問した際、令和3年4月27日の閣議決定を踏まえ、教科書発行者が教科書の内容を訂正した場合は郵送または電子メールで連絡があるので、訂正された内容に基づいた指導を行うよう、学校長等に周知しました。あわせて、教科書以外の資料集等を副教材として用いる場合においても、生徒が客観的かつ公正な資料に基づいて事実を正確に理解し、多面的、多角的に考察し、公平に判断する能力を身につけられるように留意するなど、学習指導要領にのっとった指導を行うよう、改めて確認したところです。

 以上でございます。

 

 

◯議長(信田光保君) 警察本部長田中俊恵君。

    (説明者田中俊恵君登壇)

 

 

◯説明者(田中俊恵君) 私からは飲酒運転取締り強化プロジェクトチームによる取組状況についてお答えいたします。

 県警では、飲酒運転による悲惨な交通事故を二度と発生させないという強い意志の下、本年10月に飲酒運転取締り強化プロジェクトチームを立ち上げ、年末に向け、飲酒運転の根絶を合い言葉に飲酒運転の取締りを強化しているところです。プロジェクトチーム立ち上げから11月末までの2か月間における飲酒運転の検挙件数は79件であり、県下における飲酒運転の検挙件数の4割を占めております。引き続き飲酒運転の実態を反映した取締りを推進し、飲酒運転者の徹底排除に努めていくとともに、県をはじめとする関係機関、団体と連携を強化して広報啓発活動に取り組むなど、飲酒運転根絶への機運醸成を図ってまいります。

 私からは以上です。

 

 

◯議長(信田光保君) 中村実君。

 

 

◯中村 実君 知事及び執行部には丁寧な御答弁ありがとうございました。それでは、何点か再質問と要望をいたします。

 初めに、拉致問題についてであります。

 熊谷知事の拉致問題に対する認識を伺い、安心いたしました。また、あさってからの北朝鮮人権侵害問題啓発週間にブルーリボンを着用いただけるとのことでもあり、感謝いたしております。私ども県会議員も、先日開催しました千葉県議会拉致問題早期解決の支援に関する議員連盟の総会でブルーリボンの着用を決めたところであり、なるべく多くの方にブルーリボンを着用していただき、この機運を盛り上げていきたいと考えております。

 また、先ほどの知事の考えを伺いまして、拉致被害者の御家族の方々も大変喜ばれると思います。機会があれば家族会の方ともお会いになり、拉致問題の解決に向けて、知事が先頭に立って取り組んでいただけますよう要望をいたします。

 その上で、千葉県における拉致問題解決に向けた機運をより一層高める契機とするためにも、これまでに開催したような国民大集会を千葉で再び開催することを検討いただくよう要望いたします。

 次に、教科書についてであります。これは再質問であります。

 教科書訂正について、全県立高校を直接訪問、説明、指導していただいているとのことで、御足労いただいた職員の方々には大変感謝いたしておりますとともに、引き続き丁寧かつ適切な対応をお願いします。

 教科書訂正の手続は、教科書会社が文部科学省に訂正の承認を得た上で、当該教科書を使用している学校等に対して周知、連絡するとのことで、会社によって、その方法は異なるようであります。重要なことは、教科書が訂正された事実とその内容がきちんと知らされているのかということだと思います。教科書会社の責任ある行動を期待したいところでありますが、県教育委員会としても、その状況を把握するべきものと考えます。

 そこで伺います。教科書訂正の手続は教科書会社がそれぞれ行うとのことですが、どのような内容か。

 次に、ファーウェイについて再質問します。

 県としても、今後の国の法整備等の動向を注視していくとのことですが、経済安全保障の問題については、国のみならず、地方公共団体においても、その必要性を認識し、その観点を持って業務を進めていくことが必要であると考えます。今回のファーウェイの件で言いますと、立地企業補助金を支出するに当たり、経済安全保障の観点でどこまで精査していくのかということになるかと思います。立地企業補助金は、その交付決定から10年間、雇用状況や地元への発注状況などの操業確認を、各企業の年次報告を基に行うことになっていると伺っております。この操業確認時において、ファーウェイが経済安全保障の点で問題ないのかについても精査していくべきと考えます。

 そこで伺います。立地企業補助金における操業確認について、今年5月に実施したとのことですが、この操業確認に際して、経済安全保障の観点を踏まえることはできないのか。

 次に、公費による赤旗の購読ですが、言いたいことがありますが、ちょっと時間がないので割愛します。

 次に、男女共同参画について再質問します。

 男女共同参画の推進に係る講演時における県の基本的な考え方は承知しましたが、そうだとすると、10月28日に開催された男女共同参画講演会の講師の選定には首をかしげざるを得ません。この講演における講師の選定理由、講師の人選に当たり、どのような議論があり決定したのか、お聞かせいただきたい。

 そこで2点伺います。

 10月28日に開催した男女共同参画講演会の講師の選定理由は何か。

 講師の人選に当たり、どういう議論があったのか。

 

 

◯議長(信田光保君) 教育長冨塚昌子君。

 

 

◯説明者(冨塚昌子君) 教科書会社の訂正手続についての御質問でした。現在までに教科書発行者3者から県教育委員会及び当該教科書を使用している高等学校に対し、郵送により教科書に訂正があること、また、訂正箇所と訂正内容については各発行者のホームページに掲載されている旨の通知がありました。このうち1者には、訂正内容を示した対比表も同封されていました。

 なお、現時点で通知のない教科書発行者についても、今後、県教育委員会と対象となる学校に通知を行うことを確認しております。

 以上でございます。

 

 

◯議長(信田光保君) 商工労働部長高橋俊之君。

 

 

◯説明者(高橋俊之君) 立地企業補助金に係る操業確認についてでございます。操業確認は、立地企業補助金の交付要綱に基づき提出されます事業状況報告書によりまして、立地計画どおりに操業されているかといった観点で確認をしているものでございます。経済安全保障上の観点につきましては、国の法整備等の動向を注視してまいります。

 以上でございます。

 

 

◯議長(信田光保君) 総合企画部長鎌形悦弘君。

 

 

◯説明者(鎌形悦弘君) 10月28日に開催した講演会の講師に関する2問の御質問についてお答えいたします。

 当日開催した講演会は、男女共同参画について基礎的な理解を深めるためのものであり、男女共同参画全般に広く精通し、多くの講演実績を有する方を選定したところです。

 また、人選に当たっては、複数の候補者を挙げて、その方々のこれまでの講演の内容等を踏まえた議論が行われたところでございます。

 以上でございます。