令和5年2月27日(月曜日)
○副委員長(實川隆君) 次に、中村実委員。(拍手)
◆中村実 委員 本日、機会をいただき、先輩、同僚各位に感謝いたしながら、質問を始めます。
昨年12月議会一般質問においては、拉致問題につきましても、北朝鮮人権侵害問題啓発週間に合わせて、関連書籍の紹介を予定しておりますとの答弁がありましたので、各館における展示を検証してまいりました。中央図書館における展示を見たところ、まず目に飛び込んできたのは、写真集「border|korea」でありました。実際に開いてみても、拉致問題に関する写真や記述は見当たりませんでした。今回はどのような基準で展示や選書を行ったのでしょうか。
そこで伺います。拉致問題に関する図書の展示及び選書はどうか。
○副委員長(實川隆君) 教育長。
◎説明者(冨塚教育長) 県立図書館では、北朝鮮人権侵害問題啓発週間において、拉致被害者の著書など拉致問題に関係する図書や、当該国の生活文化、情勢などについて知ることができる資料を選書し、展示を実施いたしました。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 御答弁ですが、残念ながら、文部科学省からの事務連絡を一体どのように理解、認識し、どのような考えで展示をしようと考えたのか、その姿勢が顕著に表れた事例と私は思います。ゆゆしき問題でありますので、今後の図書館の方向性を正していく上で、今後も検証作業を進めてまいります。
なお、図書館の姿勢とは、選書にも顕著に表れます。12月議会の答弁では、今後も拉致問題に関する図書についても、県民の調査研究に資する資料の1つとして収集を行うとのことでありましたが、考えに変わりはありませんでしょうか。
○副委員長(實川隆君) 教育長。
◎説明者(冨塚教育長) 引き続き拉致問題に関する図書につきましても収集を行っていきたいと考えております。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 よろしくお願いいたします。
次に、しんぶん赤旗の公費による購読について質問します。
平成30年10月17日開会の決算審査特別委員会にて質問して以来、この問題を提起してきましたが、令和元年6月議会一般質問における総務部長答弁には、平成30年4月時点の購読部数が120部とあります。昨年12月一般質問での総務部長答弁には、令和4年11月1日時点で41部とあります。今回の質問に際しまして、議会事務局を通じて県の各部局、課ごとの来年度の購読予定を調査したところ、38部の購読が予定されているとのことでありました。これらの課が購読を予定している理由をただしますと、主管課であるとか、所管している業務上、あくまでも現時点ではですが、やむを得ないと思われる、必要と思われる部署以外でも購読を予定しています。また、およそ理解が得られない理由で購読を予定している課があります。総務部では資産経営課、総合企画部では空港地域振興課、交通計画課、健康福祉部では障害者福祉推進課、保険指導課、衛生指導課、商工労働部では産業振興課、農林水産部では団体指導課、畜産課、水産課、県土整備部では住宅課であります。最低限この11課の購読は、およそ理解されるものではありません。
そこで、今回は部内での購読部数が最も多い農林水産部に質問します。農林水産部で赤旗を購読している理由は何か。
○副委員長(實川隆君) 農林水産部長。
◎説明者(舘野農林水産部長) 農林水産部では、各種施策の立案、実施等に当たり、様々な機会や方法を通じて必要な情報収集を行っているところでございます。しんぶん赤旗については、農業、畜産業、林業、水産業の多岐にわたる分野における多様な意見や要望等の情報収集を行うため、必要な所属によって購読を行っているものです。購読の必要性、部数につきましては、今後も精査、検討を行ってまいります。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 県民の方々におよそ理解され得ない理由を述べることに何か思うところはないのか。来年の予算委員会で改めて同じ質問をしますので、引き続いての精査を強く求めます。
続いて、多様性について質問します。
多様性についての条例制定を検討の動きについての会派の代表質問の各論について質問します。これまでの議会答弁においても、千葉県男女共同参画計画に基づいて施策を推進し、男女共同参画条例の制定を検討する必要はないとの認識であると私は理解しています。男女の区別が差別であるとか、男女の違いを大切に、お互いを思いやることまでもが問題視されるような条例は必要ないと考えます。この場においては、千葉県男女共同参画計画に基づく施策の推進により、その目的は達成されるので、条例化の必要性はないと考えますが、所見の回答を求めます。
○副委員長(實川隆君) 総合企画部長。
◎説明者(高橋総合企画部長) 県では、男女共同参画社会の実現に向けまして、千葉県男女共同参画計画を策定し、各種施策を推進してきております。少子高齢化や人口減少、デジタル化やグローバル化の進展など、社会が急速に変化する中で、年齢や性別、国籍、障害の有無、性的指向、性自認、ライフスタイルなど様々な違いを人々が互いに認め合い、連携協力することは、社会経済の活力、創造性を高めていくものと考えております。こうした考えの下、男女共同参画にとどまらず多様性が尊重され、誰もがその人らしく個性と能力を発揮し、活躍できる社会の実現を図るため、千葉県らしい新たな条例の制定を検討していくこととしているところでございます。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 千葉県らしい新たな条例とはどのような考え方によるものなのか。これは非常に慎重な議論が必要になると思います。軽々に結論が出せる問題でもありませんし、十二分な議論を尽くしていかなければ、とてもこれはお互いの合意点といったものには至るにはなりませんので、この議論は改選後にじっくり行っていきたいと思います。
続きまして、埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例について質問します。このような条例による教育や啓発が何をもたらすかは、英米で証明済みであると識者が警鐘を鳴らしていますが、これらの事例を理解、認識していると思いますが、LGBTについての認識をお聞かせください。
○副委員長(實川隆君) 健康福祉部長。
◎説明者(高梨健康福祉部長) LGBTなどの性的少数者の方は、性的指向や性自認の多様性に対する偏見や誤った認識に基づく差別などにより様々な悩みを抱えているものと認識をしております。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 それでは、質問を続けます。
次に、児童相談所の体制強化について質問をいたします。
会派の代表質問において、喫緊の課題である児童相談所職員の人材確保と育成について質問しましたが、以下の点につきましても、質問いたします。
今月7日に発表された千葉県児童相談所における令和3年度の児童虐待対応件数の確定値のとおり、その件数は増加の一途をたどっています。また、近年の児童相談所職員の大幅な増員によって、経験5年未満の職員が全体の約半分を占めていると聞いておりますが、さらに、国は令和5年度からの4年間で児童福祉司などを増員する方針を示しています。児童相談所の体制強化のために、人材の確保と育成を行うことが、これまで以上に求められ、一層の取組が必要になると考えます。
そこで伺います。児童家庭課に人材育成確保対策室を新設する理由は何か。
○副委員長(實川隆君) 健康福祉部長。
◎説明者(高梨健康福祉部長) 国が新たな体制強化プランを示し、今後ますます児童相談所専門職員等の増員が求められる中、本県においても喫緊の課題となっている職員の確保と定着を一層推進するため、児童家庭課に人材育成確保対策室の設置を行うものです。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 中央児童相談所の人材育成研修の業務を児童家庭課に移管し、体制を強化して取り組んでいくとのことでありましたが、人材育成確保対策室では、具体的にどのような取組を行っていくのか。
○副委員長(實川隆君) 熊谷知事。
◎説明者(熊谷知事) 今回設置をいたします人材育成確保対策室では、今月策定をした千葉県児童系専門職員人材発掘・キャリアプラン骨子を具体化し、児童相談所で働く職員の職位などに応じた研修や業務の経験等を体系的、計画的に実践することにより人材を育成してまいります。また、これらの取組を効果的に発信をし、本県の児童相談所で働く魅力を知ってもらうことで人材確保が図られるよう、民間のノウハウを活用した職員募集専用サイトの立ち上げや就職フェアへの出展など、新たな取組も進めてまいります。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 ぜひよろしくお願いを申し上げます。御答弁ありがとうございました。熱心な人材育成の取組は、就職を考える人たちにとって、職場を選択する重要な判断材料であり、さらには職員の定着にもつながるものと考えます。近隣県との競争の激化などにより厳しい状況にあるとは思いますが、本県児童相談所で働く魅力をしっかりと発信していくなどして、人材確保と育成に努めていただきたいと思います。
次に、千葉港海岸船橋地区における海岸事業について伺います。
船橋地区の護岸や水門、排水機場などの海岸保全施設の多くは昭和40年代に建設され、既に50年以上が経過し、老朽化が進行しているほか、大規模地震に対する耐震性能を有してない施設もあると聞いております。このような中、日の出地先から浜町地先における延長約2キロメートル区間については、直背後に住宅や企業が密集した狭隘な場所での施工となることに加え、漁船等の交通量も多く、年間稼働日数が200日以上となる状況下での整備となり、高度な技術を要する大規模な事業であることから、国の事業として新規事業化されたところであり、そして早期の整備が望まれるところであります。また、高潮などによる浸水被害から市街地を守るためには、国の事業区間のみならず、県の事業区間についても国と足並みをそろえ、老朽化対策や耐震化を進めていただくことが重要と考えます。
そこで伺います。海岸事業における千葉港海岸船橋地区の令和5年度の県の事業内容はどのようなものか。
○副委員長(實川隆君) 県土整備部長。
◎説明者(池口県土整備部長) 県では、現在、船橋地区の西浦地先から日の出地先において、護岸の耐震化や長寿命化計画に基づく水門、排水機場の設備更新を進めているところです。令和5年度は栄水門取付け護岸の耐震化や、供用後48年が経過している西浦排水機場のポンプ用エンジンの更新を行う予定です。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 昨年10月27日に開催された地元説明会に参加し、国の事業概要をお聞きしました。国の事業期間は令和4年度から令和15年度までの12年間で、総事業費は300億円とのことです。お話を伺いながら、高潮などの被害から県民の安全と安心を確保するためには、これだけ大規模な工事が必要であることがよく理解できました。ついては、一日も早い工事着手を願うばかりであります。
そこで伺います。県は直轄事業に対してどのように取り組んでいくのか。
○副委員長(實川隆君) 熊谷知事。
◎説明者(熊谷知事) ゼロメートル地帯を抱える地域を高潮等の災害から守るための水門、排水機場の耐震改修や護岸のかさ上げは重要であり、県、船橋市などが連携をして、国による事業化を強く要望した結果、今年度から新規事業化されたところであります。来月には、日の出胸壁のかさ上げ工事に着手いたしますが、引き続き船橋市と連携して地元調整を図るなど、国の事業に協力をしてまいります。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 御答弁ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。私も、船橋地区海岸保全施設耐震化促進協議会の一員として、事業が進みますよう、しっかり活動していきたいと思いますので、県としても事業の推進に当たり、予算の確保をお願いいたします。
続きまして、道路問題について伺います。
国道14号船橋市宮本地先における横断歩道橋移設についてであります。京成電鉄船橋競馬場駅を利用する沿道の住民や、駅から大型商業施設や船橋競馬場に向かう歩行者が利用する歩道橋の移設については、利用者の利便性向上につながり、地域の方々からも、その早期完成が望まれており、私もこれまで議場で、その意見を代弁してまいりました。現地は交通量の多い国道で、新たに迂回が必要となった通信ケーブルをはじめとした地下埋設物も多く存在し、鉄道とも隣接するなど、工事は極めて慎重に行う必要があることを、私も認識しております。県当局には、引き続き着実に事業の推進を図っていただくためにも、どのように取り組んでいくのか、現在の進捗と当面の予定についてお示し願います。
○副委員長(實川隆君) 県土整備部長。
◎説明者(池口県土整備部長) 国道14号の船橋市宮本地先において移設する横断歩道橋については、現在、用地買収等について鉄道会社と協議を進めているところです。また、歩道橋の移設に当たり支障となる通信ケーブルについては、ケーブルの管理者において迂回させるための設計を進めているところであり、令和5年度に工事着手する予定と聞いております。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 御答弁ありがとうございます。地元の要望に応えるためにも、今後とも鉄道会社をはじめとした残された協議をしっかり進めていただくようお願い申し上げます。
次に、県道千葉鎌ケ谷松戸線の船橋市咲が丘付近の歩道改修について伺います。県道千葉鎌ケ谷松戸線は、千葉市の沿岸部を起点とし、市街化が進む船橋市と鎌ケ谷市、松戸市を結ぶ主要道路であります。これまで私もこの問題を質問してまいりましたが、状況としてはがたつきが生じており、歩きづらい状況となっております。県当局としては、平成30年度から歩道の改修工事を進めておられ、目に見える形での進捗を常に目にしておりますが、地元からも、改修された箇所は非常に歩きやすいと喜びの声を耳にしております。今後の進捗が期待されております。現状の進捗状況について、改めてお示しを願います。
○副委員長(實川隆君) 県土整備部長。
◎説明者(池口県土整備部長) 当該路線のうち船橋市咲が丘地先は、歩道内に設置された側溝蓋の老朽化により段差が生じていることから、1キロメートルの区間において側溝の暗渠化を進めており、これまでに北側の歩道において約860メートルを改修し、来年度は残る区間を実施する予定です。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 ありがとうございます。地元の方々の道路改修に係る思いは強く、地域と県をつなぐ議員としての役割を強く求められているところであります。引き続き事業を進めていただくようお願いいたします。
続きまして、国道296号船橋市前原東地先における交差点改良についてであります。この問題、渋滞の状況につきまして、私も解消に向けまして質疑を行ってまいりました。そして、今現在、工事も着々と進んでいるところでありますが、年度内にどこまで進むのか気になるところであります。
そこで伺います。船橋市前原東地先の交差点改良の進捗状況はどうか。
○副委員長(實川隆君) 県土整備部長。
◎説明者(池口県土整備部長) 国道296号の前原駅付近では、280メートルの区間で2か所の交差点改良と両側の歩道拡幅を実施しており、交差点については、右折レーン設置を2か所とも今年度内に完了する予定です。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 ありがとうございます。ぜひ引き続き進めてくださいますよう、よろしくお願いいたします。
続きまして、都市計画道路本郷町古作町線、いわゆる原木松戸線について質問いたします。こちらも国道14号に向かいまして北方向、原木インター方向からの交通が集中して渋滞が発生している状況でありますし、右折車両がいますと即座に渋滞が発生する状況でもあります。このため、県においても、これまで同交差点を含む区間について、都市計画道路の整備を進められており、交差点改良による渋滞の緩和、道路の拡幅による歩行者や自転車の安全な通行の確保などが期待されるところであります。
そこで伺います。こちらの都市計画道路本郷町古作町線の進捗状況はどうか。
○副委員長(實川隆君) 県土整備部長。
◎説明者(池口県土整備部長) 本郷町古作町線は、船橋市西船地先の0.5キロメートル区間で現道拡幅や交差点改良を行っており、これまでに中山競馬場側の0.3キロメートルを供用しています。現在、国道14号中山競馬場入口交差点において、歩道整備とともに右折レーンの設置を含めた交差点改良工事を実施しているところです。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 現状、覆われてはいるものの、右折矢印もいよいよ姿を現しました。引き続き道路の整備に必要な予算を確保し、早期に完成させていただきますよう、よろしくお願いいたします。
動物愛護について質問いたします。
多頭飼育崩壊や地域猫活動において、猫の一斉不妊手術を施すなどに力を尽くしておられる団体と船橋市が連携して、動物の福祉の推進に取り組んでおられます。市役所内での困難な調整も進められた結果、新たな動きも期待されていることは、県としても承知していることと思います。現場や、または地域の拠点において不妊手術を施すために、移動手術車を導入して活動することに船橋市として連携する事例は、モデルケースとして各地で求められる動きと認識しております。
そこで質問します。船橋市の連携の事例をどのように認識しているのか。
○副委員長(實川隆君) 保健医療担当部長。
◎説明者(井口保健医療担当部長) 船橋市の事例は、行政のみで対応が困難である多頭飼育問題などの解決に向けて、官民が円滑に連携している例の1つであると考えております。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 今後、県も船橋市同様に連携すべきと思うが、いかがか。
○副委員長(實川隆君) 保健医療担当部長。
◎説明者(井口保健医療担当部長) 民間団体との連携は、動物愛護に関する様々な問題の解決に向けて有効な方策であることから、県としては、今後とも幅広く連携を図ってまいります。
○副委員長(實川隆君) 中村委員。
◆中村実 委員 県として事例を広報啓発し、移動手術車を地域で待っている方に、そして連携しようと考えてくださるであろう獣医師をはじめとする関係者に対し、県でも……
○副委員長(實川隆君) 中村委員、以上で自民党の質疑を終了します。
(中村 実委員、「はい」と呼ぶ)
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